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Lechler(レヒラー)(精密スプレーノズル)

FL-600Aの歴史(レヒラー社製マルチチャンネルジェット(エアーノズル))

レヒラー社製マルチチャンネルジェット(エアーブローノズル)

前日はFL-600Eの歴史についてブログとして書かせて頂きました。
実はFL-600E以外でもアップデートされたエアーノズルがあります。
それがFL-600Aです。
あまり知られていませんが、レヒラー社(ドイツ)の主力産業の一つに鉄鋼向けスプレーノズルがあります。
注:レヒラー以外にもGEGA社相当品の切断火口も取り扱っていますが…
その製鋼工程の中に出てくるのが水切り、乾燥です。
さすがにプラスチックでは溶けてしまうので、そこで開発されたのがFL-600Aです。

新FL-600A(左)旧FL-600A(右)

新FL-600A(左)
旧FL-600A(右)

殆どのケースで使われるのが単体使用ではなく、複数使用のため、以前は四角形だったFL-600A
接続口径もメスネジでしたが、ユーザーからの要望で『FL-600Eのような形状で且つオスネジ希望』という流れで出来たのが新FL-600Aです。
新FL-600Aは回りから空気を誘引して衝撃力に変化させることの出来るような形状になっており、増幅型のエアーノズルでは発生しない『目詰まり防止』となっています。
また、材質をアルミニウムにすることで耐熱対策に優れた商品となりました。

この流れの延長で、レヒラー社はステンレス製品(例:FL-600ST)の販売を開始しました。
単なる『ノズル』ですが、その中にはたくさんの努力と改善、改良があることを理解して頂ければ幸いです。
さて、次の歴史は何でしょう?

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