レヒラー社製スピルバック(改良型) 排ガス処理には必須なアイテムです

スピルバックノズルというスプレーノズルをご存じですか?

スピルバックノズル(商品群)
レヒラー社はこのスピルバックノズルの先駆者であり、多くのセメント工場、製鉄所、焼却炉、発電所などに納入してきました。
そのスピルバックノズルが次世代ノズルとして改良されました!

RS II-4(最適な蒸発と省エネに向けた次世代ノズル)
型番:RS II-4(最適な蒸発と省エネに向けた次世代ノズル)
≪スピルバックノズルとは?≫
スピルバックノズルは、液体を中空円錐状に霧化する単一流体ノズルです。
従来の単一流体ノズルとは異なり、水は実際の噴霧流量に関係なく一定の供給圧力(例:3.5MPa)でノズルに供給されます。
注入量の調整は、リターンラインの制御弁によって制御されます。

スピルバックノズルの内部構造(概略)
この弁を開けることで、供給流量の一部がタンクに戻されます。
制御弁が閉じていると、最大噴霧流量が得られます。
液体の霧化は全制御範囲で均一に保たれます。
圧力3.5MPaにおけるザウター粒子径を、RS II-4シリーズ全体の運転点で120 – 165 µmにまで減少させることで、新たな可能性が生まれます。
複数の事例研究で、スピルバッククラスターヘッドノズルランスの置換が分析されました。
※実はもう一つ事例があります。こちらは後日アップいたします。
従来のRS 3クラスターヘッドランスは3.5MPaで運転し、高いエネルギー需要と過剰な消費電力を引き起こしていました。
さらに、多数のノズルのメンテナンスには時間と交換工具必要となり、またノズルランスの重量がメンテナンス作業員の取り扱いを複雑にしていました。
これらの問題を解決する為に開発されたノズルがRSII-4です。
革新的なノズル技術の使用によりシステムの効率が大幅に向上します。
より効率的なRS II-4シングルノズルランスにクラスターヘッドノズルランスを置換することで、以下の利点が得られます:
最適な蒸発: 最適な粒子径を形成させることが可能
エネルギー節約:ポンプ圧力を2.5MPaまで下げることでエネルギー消費抑制
メンテナンス時間の削減:シンプルな単一ノズルと軽量化されたノズルランスがメンテナンス作業の負担を軽減
最小限のメンテナンス:ノズルランス、制御弁、ポンプのみを置換
※既存の取り付け接続とほとんどのバルブスタンド部品は変更不要です
さらに、Lechlerのスピルバックノズルの再設計により、流体の最適化された幾何学、部品点数の削減、標準的な工具での組み立てなどの設計改善が実現しました。
高温域からある程度の温度まで下げる理由は、バグフィルターや熱交換器は高温では処理出来ません。
その為、冷却塔や急冷塔というものが必要となります。
その『冷やす』時に必要なのがスプレーノズルです。

排ガス処理用スプレーノズル
レヒラー社はこのスピルバックのような一流体ノズルから二流体ノズルまで幅広いラインアップで対応いたします。
場合によってはCFD解析で貴社の工程のお手伝いをさせて頂きます。
本件、ご質問等御座いましたら弊社スタッフまでお気軽にお問合せください。