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Lechler(レヒラー)(精密スプレーノズル)

スチーム洗浄(タンク編)

レヒラー タンク洗浄工程

弊社ノズル事業部と打ち合わせしている時に聞いた話です。
『スチームを使ったタンク洗浄はあるか?』という問い合わせがあったようです。

スチームによるタンク内部の洗浄

スチームによるタンク内部の洗浄

スチームによる洗浄方法は昔から確率された手法ですが、あまりタンクの内部洗浄で使っているお客様はまだ少ないと思います。
だた、もうレヒラー社はスチームを使うことの出来るタンク洗浄ノズルを販売しています!

レヒラー社製タンク洗浄ノズル

レヒラー社製タンク洗浄ノズルラインアップ

まずはレヒラー社のタンク洗浄ノズルのページにアクセスしてみてください。
※現在英語版のみですが、近日中に日本語版を掲載予定です。
ただし、使えるもの、使えないものもあるので注意が必要です。

では、何故スチームで得られるメリットとデメリットはなんでしょうか?
スチームを使ったタンク内の洗浄についてですね。メリットとデメリットを見てみましょう。

メリット:
効果的な清掃力: スチームは高温でタンク内の表面に直接作用し、頑固な汚れや菌を効果的に除去します。
節水: 水を効率的に使用でき、大量の水を必要としないため、水資源の節約に貢献します。
迅速さ: スチーム洗浄は比較的迅速に行え、生産ラインの停止時間を最小限に抑えることができます。
化学物質不要: 通常の洗浄剤を使用しなくても、高温のスチーム自体が殺菌効果を持ち、化学物質の使用を減らすことができます。

デメリット:
高温による注意: スチームは高温であるため、操作時には安全に配慮する必要があります。作業員の訓練と適切な保護装備が必要です。
設備の適合性: タンクの材質やデザインによっては、スチーム洗浄が適さない場合があります。
適切な設備を選定する必要があります。
初期投資: スチーム洗浄機器の導入には初期投資が必要であり、そのコストが考慮される必要があります。

ではスチーム洗浄は最新の方法でしょうか?
実は100年以上前からスチーム洗浄は存在していました。
CIP(定置洗浄)は1950年頃からありました。(固定式スプレーボールが大活躍!)
そして月日が流れて2000年頃から環境負荷低減のため、化学薬品を使わないスチーム洗浄が再注目されてきました。
そこでレヒラー社は一般的なタンク洗浄ノズルとスチームが使えるタンク洗浄ノズルの開発を続けていました。
※最近ではSIP洗浄が注目されており、この洗浄にも使えるノズルを開発しています。

このような背景からレヒラー社はほぼ毎年、新しいタンク洗浄ノズルの開発、製造、販売を行っています。
日本国内でもスチームタンク洗浄が多くなってと聞きますが、まだ固定式スプレーボールが主流となっています。
回転式ノズルでスチームが使えるものがあれば、もっと便利ですよね?
そんなノズルをレヒラー社は製造しています。

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