マルチチャンネルジェット専用ラウンド形状のマニフォールド(使用事例)

まずはこの写真を見てください。

ラウンド形状のマニフォールド
円形型でネジが開いているだけの丸材のようですが、これは立派な商品の一部です。
レヒラー社製エアーノズル、通称マルチチャンネルジェットは単体以外でも色々な用途で使って頂いています。
その一つがマニフォールドを使ったものです。
今回の間にフォールでもラウンド形状のものに特化してお届けします。
と言っても、これだけじゃまだ分かりませんよね。
次の写真を見てみてください。

ラウンド形状マニフォールドにラウンドエアーノズルを取り付けた例
そのマニフォールドにエアーノズルを取り付けてみました。
一般的にはエアーノズルはエアーガンや単体使用でブローする場合が多い商品ですが、このように複数を使ってブローすることもあります。

成型後のバリ取りに採用
単体よりも強力ブロー(衝撃力)で且つ低騒音のエアーノズルを4個取り付けたときの写真です。
このマニフォールドを使用することにより、単体でのブロー工程時間を短縮することが出来た一例です。
また、このマニフォールドを使った別の用途が下記の写真です。

飲料水タンク内残ガスの排気音の低減
これだけでは分かりにくいのですが、マルチチャンネルジェットはブロー工程に使われる3つの理由があります。
・層流による衝撃力の増強
・省エネ対策
・騒音対策
その騒音対策の項目から『エアーノズルをサイレンサーとして使ってみたい』というのがお客様の要望でした。
どうしても製造過程上、タンク内に残ガスがあるため、そのガス抜きをするときに非常に大きな音に悩まされていたそうです。
そこで弊社からの提案は上記写真のようにマニフォールドをバルブで開けてガス抜きをする方法でした。
この方法は見事成功しました。
このようにラウンド形状のマニフォールドは使われています。
この事例が貴社の『新しい改善テーマ』の参考になれば幸いです。