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  4. 超音波スプレーノズル(事例集11)生理用品及び紙おむつ等衛生紙への塗布

WORKS

事例紹介

生理用品及び紙おむつ等衛生紙への塗布

問題点

事例集 Sonaer 0010と同じような問題点を抱えていた、衛生用品のメーカーからの問い合わせでした。
衛生用品の中でも特に難題だったのは、生理用品や紙おむつの製造工程で使われるスプレー方式の改善でした。
加圧式スプレーノズルは、液体を小さくして微粒子にするには、圧力を加えてその塗布を行います。
即ち、スプレーされた液体は微粒化されますが、その勢い(スピード)は継続されてワーク(紙)にぶつかります。
そのぶつかった勢いが強すぎると、飛散が発生します。
飛散する事で、その装置の不具合、環境悪化等、様々な問題が発生してしまいます。

解決策

前回のフラックスの塗布と同じ工程ですが、ワークが違うだけです。
超音波スプレーノズルとは、字の如く液体を超音波振動で砕き、その砕かれた液体が微粒子になるスプレー方式です。
即ち、加圧される事なく、その液体(微粒子)は自然落下します。
但し、微粒化された液体が自然落下するだけでは塗布効率はあがりません。
何故なら、この粒子は非常に細かい為、少しの空気(エアー)でもなびいてしまいます。
そこでソニア社は、微量のエアーを使って、この粒子を運び、塗着させることに成功しました。
空気搬送治具を使う事で、この微粒化された液体をフラット形状の噴霧や、フルコーン(全面塗布)、ホロコーン(空円錐塗布)をさせる事が出来ます。
この超音波塗布方法に変更する事で、飛散防止、液体による環境悪化と共に液体の無駄をなくす事が可能となりました。
※現在では、マスクの製造工程にも組み込まれ始めています。

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